10年ほど前、中古の土地と建物を買ったのですが、最近になって第三者があらわれ、土地の一部に自分の土地(30㎡ほどの狭長地)が含まれていると言ってきました。その上、建物が当該部分に跨って建っているというのです。
仲介した不動産業者に尋ねたところ、以前の所有者（売主）を訴えたらよいと言われ、今度は売主に尋ねると、売主はその事実を知らなかったと言っていますが、どちらとも事実かどうか不明ですが、不動産業者によると売買は第三者の主張する土地の数量を含まない部分で行われているとのことでした。
とにかくどうしたらいいのかアドバイスをお願いします。
仲介業者は業務委託契約上の責任があるはずですので、訴えるなら売主と仲介業者の２者でしょう。
売買の数量に瑕疵があったというわけではなく、売買は第三者の主張する土地の数量を含まない部分で行われたということですから、実質の損害はないと言えます。裁判になれば長期化することが考えられますので、新たに買増すと思うと良いのではないでしょうか？
当該土地部分の形状や数量、経緯また単独利用が不可能な土地であること等を考えれば取引価格は通常の相場にはならないはずですので、まずは、第三者に当該買増し分の取引を打診してから、売主及び仲介業者の責任に着手してみるのが良いのではないかと思われます。
