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Q.「リバースモーゲージ」(不動産担保型生活資金)について詳しく教えて下さい

xf3795083694土地や建物(自宅)を担保にして、まるで「年金」のようにお金を受け取れる「リバースモーゲージ」という制度があると聞きました。どのようなものでしょうか?



「リバースモーゲージ」とは・・・ 自宅を担保にして自治体や銀行などの金融機関から借金をし、その借金を毎月の年金という形で受け取る仕組・制度です。
年月と共に借入残高が増えていき、残高に対する利息も未払いのまま残高に加算されます。
契約満期または死亡時のどちらか早い時期に一括返済するか、現金で返済できない場合は、金融機関等は抵当権を行使して担保物件を競売にかけて返済に充当します。契約者が死亡した場合は返済義務は契約者の相続人が受け継ぐことになります。

日本でのリバースモーゲージは・・・ 主として各地方自治体の社会福祉協議会が「不動産担保型生活資金」制度として運営しています。(金融機関により商品化がおこなわれているものもあります)
不動産担保型生活資金とは、現在お住まいの居住用不動産(土地・建物)を所有し、将来にわたって住み続けることを希望する高齢者世帯もしくは要保護の高齢者世帯に対して、その不動産を担保として生活費の貸付を行う制度です。

  - – - – -具体的には – - – -

・借入申込者が単独で所有、あるいは同居の配偶者との共有する不動産に居住していること。
・不動産に貸借権等の利用権や抵当権等の担保権が設定されていないこと。
・土地の評価額が一定の基準(1,500万円)以上(貸付条件によっては,1,000万円以上でも可能)
・配偶者またはその親以タトの同居人がいないこと。かつ、世帯の構成員が原只」として65歳以上であること。
・借入世帯が市町村税の非課税世帯または均等害」課税世帯程度の低所得世帯であること。

などの条件があり、貸付限度額は土地評価額の7割を標準とし、貸付期間は借受人の死亡時までの期間又は貸付元利金が貸付限度額に達するまでの期間、また、返済は据置期間の終了時までに償還することとなっています。

担保措置として、推定相続人の中から連帯保証人を1人立てる。当該不動産に根抵当権の設定登記および代物弁済予約による所有権移転の仮登記を行うなどがあります。

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対象となる不動産の評価額に応じて貸付金額が決まってきますが、おおむね1,000~1,500万円以上の評価額が必要とされるようです。その他貸付を受けるにはいろいろな条件がありますので、具体的な点は各地方自治体の窓口にご相談下さい。